現場レポート

2025.12.04

職種紹介【カメラ】

fmt REPORTfmt REPORTfmt REPORTfmt REPORT職種紹介【カメラ】

仕事内容

自分の好きなエンタメにスタッフとして関われます!

•カメラマンは、現場やスタジオでの映像の撮影を担当します。

•テレビ番組(スポーツ、情報、バラエティ、音楽、ドラマ)や配信番組、スポーツ中継、イベントなどの多岐にわたるジャンルの映像を撮影する専門職です。         

カメラの操作と設定
カメラの基本操作、設定(焦点、露出、ホワイトバランスなど)を適切に調整し、最適な映像を撮影します。

現場での調整と連携
監督やディレクター、音声スタッフ、照明スタッフなどと連携し、撮影の進行や映像のクオリティを確保します。

映像の管理と記録
撮影した映像素材を適切に管理し、制作(クライアント様)に提供します。

機材のメンテナンス
使用するカメラや関連機材の点検・整備も重要な仕事です。

技術の習得と最新情報のキャッチアップ
新しい機材や撮影技術の習得、映像表現のトレンドを追い続けることも求められます。

★カメラマンは、映像のクオリティを左右する重要な役割を担っており、臨機応変な対応力や技術力が求められます。

入社後のキャリアアップ

カメラマンのキャリアアップの道筋

基礎スキルの習得と経験の積み重ね
 まずはカメラアシスタントとして先輩の指導のもとで使用機材の取り扱い方の理解、ケーブルの巻き方、基本的な操作技術や撮影技術を身につけることが重要です。現場での経験を積みながら、映像の構図(フレーミング)や照明、音声などの知識も深めていきます。

技術的スキルの向上
 カメラ操作技術の習得:フォーカス、ズーム、パン・チルトなどの基本操作をマスターしていきます。
 機材知識の深化:さまざまなカメラやレンズの特性を理解し、適切に有効に使いこなすことが求められます。

映像表現力の向上
 構図やアングルの工夫:視聴者に伝えたい内容を効果的に伝えるための映像表現を学び習得していきます。 

専門分野の選択とスキル向上
 さまざまな撮影現場(スポーツ、情報、バラエティ、音楽、ドラマなど)に参加して経験を積むことで、多様な状況に対応できる柔軟性を養い幅広いスキルを身につけていきます。失敗からも学び、次に活かす姿勢も大切にします。

リーダーシップやマネジメントスキルの向上
 チーフカメラマンや、SW(スイッチャー)の経験を経てチームを率いる立場である技術スタッフのリーダーTD(テクニカルディレクター)などへキャリアアップが可能です。

カメラマンとしてのキャリアアップは、新しい技術やトレンドの習得と経験の積み重ね

1日のスケジュール

  

カメラマンに向いているのはこんな人!

★映像業界に対する熱意や、映像制作への情熱を持っている人

コミュニケーション能力
 ディレクターや出演者、スタッフと円滑に連携し、意図した映像を撮影するためのコミュニケーション力が求められます。

観察力が鋭い
 瞬時に状況を把握し、適切な映像を捉える能力が求められます。

クリエイティブな視点
 映像の構図や演出に対して感性を持ち、魅力的な映像を作り出す意欲。

現場対応力
 ライブや突発的な出来事に迅速に対応できる柔軟性と判断力を持ち、撮影場所や状況に応じて最適な撮影方法を選択します。

忍耐力と集中力
 長時間の撮影や、予期せぬトラブルにも冷静に対応できる忍耐力と集中力が必要です。

柔軟性と適応力
 現場の状況は変わりやすいため、臨機応変に対応できること。

体力と健康管理
 長時間の立ち仕事や重い機材の運搬に耐えられる体力も重要です。

安全意識
 高所での撮影もあるため、安全管理やリスク回避の意識も重要です。

毎日、違った現場で、違ったスケジュールのもとでたくさんの人に関わり働ける人、不規則な勤務時間により、曜日感覚がなくなることも・・・
テレビの制作スケジュールは非常にタイトなことが多く、早朝や夜間・深夜の勤務もあります。
さらに、突発的なシフト変更や緊急対応が求められる場合もあります。

決して楽ではありませんが、楽しい環境であることは間違いありません!!

数字で見るカメラ

放送現場のプロ用カメラは実は超ヘビー級!大型レンズは約24kg もあり、三脚等を含めない“レンズ単体”でこの重さ。付け替えも1人ではできず、複数人で連携して行います。カメラアシスタントは、まずこのような機材のセッティングを覚えるところからスタートします。普段テレビで見る映像の裏側には、こんな意外な仕事も隠れているんです。

モータースポーツの現場でカメラマンが使うケーブルは、とにかくスケールが大きいです。サーキットは広いので、カメラ1台に対して中継車から 1.5km ケーブルを引くことも。カメラは複数台あるので、全部合わせると 合計13km になる現場もあります。
ただ、長く引けばいいというわけではなく、ケーブルには「向き」があるのがポイント!
特に長距離では方向性をしっかり確認しておかないと、逆向きだった時に全部引き直し…という悲劇に。

  

番組のジャンルによって、カメラマンの人数は大きく変わります。ですが、何人いようと同じ画ばかり撮っていては意味がありません。
そのため、現場では「1camは登場人物の表情」「2camは全体の引き画」など、ある程度の役割を事前に決めておきます。とはいえ、予定通りにいかないのが当たり前。状況が変われば「今あの人を追っているなら、自分はこっちを押さえよう」と瞬時に判断する必要があります。カメラマンには頭の切り替え・コミュニケーション・チームワークもとても大事なスキルなのです。

カメラマンのTOKIMEKI POINT

さまざまな場所や状況で撮影を行うため、飽きることなく新しい経験や発見があり、仕事に対する充実感を得られます。
さらに、チームで協力して一つの番組や作品、イベントなどを作り上げる過程も、達成感や仲間(出演者、先輩、後輩、各所スタッフ)との絆を深める要素となります。

カメラマンは単に目の前のものを撮るだけではなく、その映像を通して人々に情報を提供し、感動やメッセージを伝える事ができ、視聴者の心を動かせる点は大きな魅力です。

日々この仕事でなければ見られなかった景色を見られることにときめき、総じてカメラマンは非常にやりがいのある職業です!!