現場レポート
2026.02.09
職種紹介【回線技術】
仕事内容
フジテレビの回線センター(FOC)にて国内や海外からの中継・伝送回線を一括して管理・運用する業務を行っています。24時間365日稼働している部署です。
テレビ局ならではの仕事で、局外からの生中継や国内外のニュース素材の映像などはFOCを経由して各スタジオや収録設備に接続されます。さらに、マスターから送出された地上波・BS・CS 等の放送本線をスカイツリーや FNS 各局などへ伝送する役割も担います。
フジテレビ内の回線センターでの内勤勤務以外に中継現場でインターネットやSNG(衛星伝送回線)を利用した回線構築業務も行います。
また、フジテレビ局内の一部インフラシステムの保守も受け持っています 。
入社後のキャリアアップについて
配属後は、まず日勤帯で回線センターの運用方法や管制手順を学びます。配属から4〜5か月程度で、深夜・早朝の宿泊勤務を勤めるようになります。
1年ほど経過すると、各設備班または番組イベント班に配属されます。設備班では、回線設備や一部局内スタジオ設備の保守・更新を担当します。番組イベント班では、各コンテンツの特性や中継現場のリソースを考慮しながら、最適な回線プランの設計・構築・運用を担当します。
その後は、回線技術部内で設備チーフや番組チーフを担い、セクション責任者として業務に従事します。さらに、一定のキャリアを積むと、次世代通信システムの検証や新技術を活用した番組制作の実証実験にも取り組みます。
通信分野にも関わる業務のため、映像業界だけでなくITや通信業界の技術動向も常にチェックしており、セミナーなどに参加しています。
1日のスケジュール



回線技術に向いている人はこんな人!
・システムを組み立ててみたい人
・電波、ネットワーク、コンピュータに興味がある人、勉強を行っていた人
・本社勤務と現場勤務のバランスを重視する人
・ネットワークエンジニアとしてテレビ業界に携わりたい人
・夜が得意な人
数字で見る『回線技術』
どのくらいの数の映像信号を管理しているでしょうか?
…………
答え 約1300回線

正確にはINPUTの回線が600回線、OUTPUTが700回線になります。
このような大規模な映像信号を扱う業務は日本国内には数少ないので、付加価値の高い業務と言えます。映像信号の伝送方法や役割もそれぞれ違いますので、包括的な理解度が試されます。
回線技術のTOKIMEKI POINT
テレビ局以外でこのような業種はないのではないかというくらい唯一無二な仕事です。
電波や衛星、ネットワークなど広範囲にわたる分野の知識とスポーツ中継、音楽番組、報道中継など番組の形態を熟知した経験値を組み合わせて、より良いかたちで映像信号を届けます。言わば、システムエンジニアとオペレーターの2面性のある業務と言えます。
また本社勤務と現場勤務との配分が良く、基本はフジテレビ回線センターでの勤務を行い、中継案件があった場合に中継現場に赴きます。大体月に1回は現場対応業務があるので、バランスよく働けるのも魅力です。
通信の技術進歩は凄まじく、低軌道衛星の利用やクラウド伝送などここ数年で業務形態も様変わりしています。そのような最新技術を運用に落とし込んで番組作りに生かしていくことがこの仕事の面白さだと思います。









