2019.02.18

2018年入社組 1年目レポート vol.1

放送技術・メディア事業

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報告

メディア事業センター デジタル技術運用担当 兼口敦音

主な担当番組または業務内容

私の所属するメディア事業部には様々なセクションがありますが、その中でも私はフジテレビの生番組編集システム、CG、ネットワーク関係の設計/運用/保守を行っているデジタル技術運用部に所属しています。1年目の私は主にCG制作を行う現場の方達のマシンのメンテナンスを行なったり、番組で使用するネット回線を繋いだりという業務を行なっています。それ以外の業務としては、AbemaTV「7.2 新しい別の窓」で歌詞スーパー(テロップ)を出すためのシステムの運用を、2018年秋にはENGEIグランドスラムという番組の歌謡祭コーナーで芸人の方の歌に合わせて歌詞スーパーの送出を、2019年の元日は爆笑ヒットパレードという約7時間生放送の番組で名前、ネタ名をはじめとする150個以上のスーパーの送出をVizというグラフィックス機器を使って行いました。

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今、力を入れている事

ゲームエンジンを使った映像演出をするための勉強です。VRという言葉は色々なところでよく耳にしますが、テレビ番組でも当たり前のようにバーチャルシステムを使った演出が使われています。さらに高度で、CG素材を自由に動かすことのできるものとして最近ではゲームエンジンを使った演出も注目されています。それらを動かすためのコントロールパネルを作るにはプログラミング能力が不可欠で、バーチャル映像を作り出すためにはソフトを使いこなさなくてはなりません。早く自分のアイデアや携わった演出をたくさんの視聴者に見てもらいたいという想いを持って、ソフトやプログラミングの勉強、展示会の視察などを積極的に行なっています。

仕事のやりがい

自分の送出したスーパーを家族や友達に見てもらえることがやりがいです。普段の業務が番組には映らない裏方である分、スーパー送出の仕事は自分の仕事ぶりが直にテレビ画面に映し出される貴重な機会です。特に私が関わったのは生放送の番組だったので、自分が今、送出しているものを関西に住んでいる家族、友達、そして日本中の視聴者が見ているのだと思うと、プレッシャーは感じるもののとてもやりがいを感じました。番組を見てくれた家族や友達に「見たよ!」と言ってもらえた時は、この仕事をしていて良かったと心から思いました。

一年目の感想

毎日新しいことを学び、新しいことを発見して頭がフル回転していた1年でした。最初はネットワークやサーバに関する用語がサッパリ分からず、周りで謎のカタカナ言葉が飛び交っているので頭が真っ白になっていましたが、先輩に丁寧に説明してもらい、分からないことは質問し、勉強していくことで話についていくことができるようになりました。まだ入社して1年ですが、今の仕事が自分の天職だと思えるほど、仕事がとても楽しいです。

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この仕事の面白さ

アプリやソフトの開発にも携わることができることです。番組の制作スタッフから「こんなことをしてみたい」と相談され、実際にこの部署で開発したアプリやソフトが番組で使われることもあります。自分の作ったアプリをもし好きなタレントが使ってくれたら…と思うとヤル気も断然上がります。