2024年入社 回線技術編

現在、私は回線構築の理論的な学習に力を入れています。
NGN（Next Generation Network）を中心に、IPベースの通信方式やQoS、トラフィック制御について学んでいます。また、FPUやSNGに関する映像伝送技術にも取り組んでおり、MPEG-TSやIP伝送といった伝送方式の特徴、光ファイバ・マイクロ波・衛星回線などの媒体の違いについても理解を深めています。こうした知識を活かし、安定性と柔軟性を備えたネットワーク構築を目指しています。

私の仕事は、映像・音声といった情報を確実に、そして高品質に届けるための“裏方”のような存在です。
FPUやSNG、回線伝送など、普段は意識されにくい領域ですが、放送現場の「今」をリアルタイムに支える重要な役割を担っています。
ひとつのミスが放送全体に影響を及ぼすからこそ、細部まで妥協せず、安定した運用を実現できたときに大きな達成感があります。

放送や通信の現場は、常に「生きている」環境です。ニュースや番組の裏側では、秒単位で動く現場を支える高度な技術と判断が求められます。
FPUやSNGを使った中継伝送、NGNやIPベースのネットワーク構築、映像や音声のリアルタイム伝送――どれも一瞬の判断や設定が放送品質に直結するため、プレッシャーもありますが、その分やりがいや達成感は非常に大きいです。

何より、番組が無事に放送され、多くの人に届いている瞬間に、自分の仕事がその一部として機能しているという「技術者ならではの面白さ」を感じます。この環境だからこそ、日々新しい発見があり、飽きることがありません。

入社してからの一年は、すべてが新鮮で、技術の奥深さを実感する毎日でした。
FPUやSNGといった機器に初めて触れる中で、最初は専門用語や操作に戸惑うこともありましたが、実践や先輩方のサポートのおかげで、徐々に知識と自信が身についてきました。

日々の業務を通して、自分の仕事が放送や伝送の一部を担っていることを実感できるのが、この仕事の魅力だと感じています。
まだまだ学ぶことは多いですが、一歩ずつ成長できる環境に感謝しながら、これからもfmtの一員として力を磨いていきたいと思います！