2018.10.17

FNS27時間テレビ Twitter連動CG送出業務

放送技術・メディア事業

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報告

メディア事業 渡邊風太

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CG送出業務も私達の仕事です

デジタル技術運用部では数多くの業務がありますが、
今回「FNS27時間テレビ にほん人は何を食べてきたのか?」のコーナーにて、
Twitterのハッシュタグ(#◯◯◯)で募集したツイートをCGでリアルタイムに画面に表示させる
業務がありましたのでご紹介いたします。

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 今回デジタル技術運用部で担った業務は主に
「CGアニメーションの作成」「Twitterのデータ収集」「CGを画面に表示させるオペレーション」の3つでした。

「CGアニメーションの作成」は、CG製作用のソフトウェア「Viz」を使用して作っていきました。
デザイナーから届いたデザインをもとに、CG全体やツイートの文章を動かすアニメーションをつけて基本セットを作ります。
ここで作成するアニメーションが実際に放送されるためとても重要な作業です。
思い描くアニメーションはどうしたら作れるのか悩んで苦労したポイントもありましたが、
他部署のCGデザイナーの方に教わりながら作成していきました。作成する人の感性で作っていくため、
ものづくりが好きな人にはオススメのお仕事です。

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「Twitterのデータ収集」については、Twitterからハッシュタグに合わせたデータを収集してくれる既存のツールはないため、
デジタル技術運用部でプログラミングをしてアプリケーションを開発し使用しました。

「CGを画面に表示させるオペレーション」は、番組当日にスタジオサブでパソコンを操作して
CGを画面に表示させます(CGを「送出する」と言います)。 
先ほどのTwitterのデータを収集するソフトを使用して、番組内で紹介したいツイートをディレクターが選択し、
選択されたツイートはデータとしてCG機材に読み込まれ、我々のオペレーションによって送出されます。
CGの送出はミスができないので緊張感がありますが、自分のタイミングでCGをアニメーションさせるのは
ゲームをしているような感覚に似ています。
番組内で約270のツイートをCGとして送出しました。番組終了時にはTwitterのトレンドで1位になっていて、
世間への影響力を感じることができて嬉しかったのを覚えています。

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今回紹介した業務は、収録番組に対してCGだけ生放送するという珍しい業務でした。
こういったイレギュラーな仕事もこなしていくのがデジタル技術運用部という部署です。
番組の演出の一部を担うのはとてもやりがいのある仕事ですし、
いろんな方の手助けをいただきながら成功に辿り着くことができた貴重な経験でした。

 

※画像協力:フジテレビ